1986年から連載中の「ぼのぼの」で知られる、仙台を拠点に活躍する漫画家いがらしみきお。異色作を次々と生み出し、東日本大震災を経験した彼の創作過程に密着。
宮城県仙台市を拠点に活動する漫画家、いがらしみきお(60歳)。記録的ヒットを誇る「ぼのぼの」で広く知られているほか、2015年春に映画版が公開の「かむろば村へ」、手塚治虫文化賞に2年連続ノミネートされた「I[アイ]」、山上たつひこ原作の「羊の木」など、“時代への違和感”を初期衝動とし、常に刺激的な作品の数々で幅広い層から熱烈な支持を受けている。番組は、いがらしみきおの創作過程に密着。新連載「誰でもないところからの眺め」は、2011年3月11日の東日本大震災で津波により大きな被害を受けた町を舞台に、発生の3年後から物語が始まる。「町や自然が復興していくことは良いことには違いない。しかしそれは震災や津波がどんどん風化していくことでもある。“元に戻す”ことしかできないのだろうか?人間は変われないのか?われわれの文明社会とはなんなのか?」漫画を超えた世界を生み出すべく格闘する巨匠の姿を追う。
出演
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出演いがらしみきお
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語り土屋裕一